高血圧の食事療法で高齢者が気を付けることは?

高血圧の食事療法で高齢者が気を付けることは?

高血圧の食事療法で高齢者が気を付けることは?

 

 

高血圧の方にとっての食事療法は重要な治療の一つですが、高齢者の方にとって高血圧になることはやむをえないということから特別な注意をしないで食事をすることは危険なことです。
特に高齢者の中でも自分で料理をせず、食品を買えない場合にはご家族の方々が充分にその内容を理解しておくことが重要です

 

今回は、
○高齢者にとっての高血圧とは?
○日常の生活で注意する点は?
○食生活で注意する点は?
これらについてお伝えします。

 

高齢者の高血圧の方は様々な病気のリスクを抱えていますので、日常生活・食生活の中でちょっとした注意を知らなかったことによって重大な病気にかかり命を落とす場合もあります。日頃の注意を生活習慣の中に取り入れて、健康なからだとともに楽しい日常生活を送ってください。

 

 

 

○高齢者にとっての高血圧とは?

 

現在では70歳以上の約70%の方が高血圧になっているといわれています。高齢者にとっての高血圧は次のように若い方とは違う点があることを認識して下さい。

 

 

1) 最高血圧が高めになりやすい
最高血圧とは心臓が収縮して血液を送り出す時の血管の壁にかかる圧力のことです。年を取るにつれて血管の弾力性がなくなり、血流のスピードも落ちることによって圧力が高まるといわれています。さらに、自律神経の機能も減少して、血管の収縮・拡張がコントロールできなくなってくることも大きな要因です。
高齢者で高血圧以外に腎臓疾患・糖尿病・高脂血症などを併発していない場合は、降圧剤による治療によって急激な血圧低下又は薬剤が効きにくいという症状が起きやすいということから、食事療法・運動療法で高血圧の治療を開始することもあります。

 

 

2) 血圧の変動が起こりやすい
 一般的には血圧の値の一日のサイクルは朝には高めで夜になって低くなり、寝ている間には最も低くなるといわれています。しかし、高齢者の場合は先ほど書いたように、自律神経の機能低下によって血圧の変動リズムがこわれ夜間高血圧と呼ばれる、寝ている時にも血圧が下がらない又は早朝高血圧と呼ばれる朝方に血圧が上昇するような症状があらわれます。逆に起きた時の起きる起立性低血圧と食後に血圧が下がる食後低血圧が起こりやすいというのも高齢者特有の症状です。
 知らない間にこのような状態が続くと、血管及び心臓に負担をかけ脳卒中・心臓病などの危険性が高くなります。日頃から家庭においてできるだけ朝と夜の血圧を定期的に記録することが大事です。

 

 

3) 脳の血流量が少ない
   血圧が高い状態でも、脳へ送られる血液の量が減少するという症状も高齢者特有です。脳は血圧に関係
なく血液量を一定に保つ働きをもっていますが、高齢になるとこの働きが低下して脳に血液を送るために
圧力をかける必要がでてきます。このような場合に降圧剤で血圧を減少させると、脳にある血液の量も減
少します。いわゆる、立ちくらみ・めまい・だるさなどの症状が起こり、時には脳梗塞を発症する可能性
もあります。
 本人も気づかない場合もありますので、家族の方も気づいたら医療機関へ連れていきましょう。

 

 

4) 温度差の影響を受けやすい
   ヒートショック現象として良く知られていますが、温度差の激しい場所へ移動した時に急激な血圧の変
化によって血管・心臓への負担をかけ脳卒中・心臓病を起こすこともあります。特に高齢者にとっては、
暖かい場所からトイレ・浴室などの寒い場所へ移動する時の急激な血圧上昇と熱い湯船に入った時の血圧
上昇・その後の血圧低下が血管・心臓に大きなストレスとなりますので注意が必要です。

 

 

5) 糖尿病を合併しやすい
 糖尿病の患者さんの約4割の方が高血圧であり、高齢者の場合はこの割合は高くなります。血液中の余分なブドウ糖が血管壁へ圧力をかけることに加えて、加齢に伴う血管の老化もあり動脈硬化が進むことになりますので、高齢者の方は血圧と同時に血糖値・ヘモグロビンA1cなどの検査を行って管理して下さい。

 

高血圧の食事療法で高齢者が気を付けることは?

 

 

 

○日常の生活で注意する点は?

 

高齢者の方の高血圧の予防・改善について、日常生活の中で注意する点は次の3つです。

 

1) こまめな水分補給をしてください
   高齢者特有ですが、のどの渇きに気づかないことがあります。夏の暑い時又は冬の寒い時に冷房・暖房
のエアコンの効いた部屋の中にいると水分が不足した脱水状態になります。2時間おきにお水・お茶を飲
む習慣をつけましょう。
 また、寝ている間に汗をかきますので、朝方にはからだは脱水状態に近い状態です。特に高血圧の高齢
者の方は寝る前にと朝起きたらコップ1杯の水を飲むように心がけましょう。

 

2) からだと心にストレスをかけない
 高血圧の高齢者の方にとって常に朝方には注意をしてください。起きたのちは急激な動きをせずに、ゆっくりと行動して下さい。特に、起きてすぐのジョギングなどは控えて下さい。必ず、からだをほぐし、手足を伸ばして一日の活動の準備を体操などで行ってください。
 イライラしたり、怒ったりするストレスは血圧を急激に上昇させ脳卒中の危険性を増大させます。そのような時には意識的に気分転換になるような趣味・買い物などを行いましょう。

 

高血圧の食事療法で高齢者が気を付けることは?

 

 

 

○食生活で注意する点は?

 

高血圧の高齢者にとって食事は楽しみの一つですが、リスクを下げる点からも次の点に注意して美味しい食事をしてください。

 

1) 塩分・脂質を抑える
 高血圧の原因の大きな要素である塩分の多い食品に注意して下さい。高血圧の方の一日の塩分の摂取目標は6g未満ですので、食塩・味噌・醤油の使い方には工夫をして下さい。醤油・ソースはかけるのではなく、つけて食べて下さい。麺類の汁は最後まで飲まない、酢をうまく配合するなどを心がけましょう。
 脂質の取り過ぎも肥満を招く恐れがありますので、加工食品を買う時には表示されている脂質の量を注意して確認して下さい。

 

2) マグネシウム・カリウム・カルシウムをとる
 この3成分で血管・心臓を強化することができます。
   ゴマ・ほうれん草に多く含まれるマグネシウムは動脈を緩める働きがあります。
   トマト・サツマイモに多く含まれるカリウムはからだの中にナトリウム(塩分)と結合してからだの外に排泄する働き
がありますので血圧の上昇を抑えます。
 イワシ・牛乳に含まれるカルシウムは動脈硬化の予防とストレスを減少させる働きがあります。

 

3) 食物繊維をとる
   食物繊維の中でもそば粉・トマト・ミカン・こんにゃくに多く含まれる水溶性食物繊維はナトリウム(塩
分)を覆いからだへ吸収されるのを防ぐ働きがあります。同時にコレステロールの排泄を促進する作用も
あり動脈硬化の予防にもなります。
 また、海藻類に含まれる水溶性食物繊維の一部のアルギン酸はからだの中でナトリウム(塩分)と一緒
になってからだの外へ排出されるという働きがあります。このように、食物繊維は血圧を下げる働きが
あります。

 

薄味になりがちな食事ですが、酢・香辛料などによって味付けを変えながら楽しむこともできますので、取り組んで下さい。

 

 

 

 

高血圧の食事療法で高齢者が気を付けることは?

 

 

 

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